自己治癒力の強さによる反応の違い


1. 自己治癒力が強い場合

 一般に自己治癒力が強いほど、レメディに対する反応は良く、治癒が得られる可能性は高くなります。若くて元気な人は良く治ります。
 1種類のレメディを取っただけで、症状が劇的に改善するのを目の当たりにすると、「治るというのはそういうことか!」と本当に感動します。しばしば症例報告として報告されるのも、そのような症例が多いです。

 患者さんの自己治癒力が強いと、刺激に対してしっかり反応できるので、明確な症状が出現します。
 そのような場合は似たレメディを正確に見つけやすくなります。
 
 1種類のレメディを数回投与しただけですっかりよくなることもよくあります。

 ※図では健康な状態を丸い円として、自己治癒力の強さを円の大きさで表しています。
みんないろんな傷を持って生きていますが、それをデコボコで表現しています。

2. 自己治癒力が弱い場合

 一方、自己治癒力が弱くなるほど、レメディに対する反応は低下します。ご高齢だったり、病気がちな人は治療経過が長くなる傾向にあります。
 経過の長い慢性病で複数の病態が複雑に絡み合っているような症例では、症状が改善するには複数のレメディが必要となるケースが多くなってきます。そのような場合、症状が改善するまでに1年以上必要とすることもよくあります。

 患者さんの自己治癒力が弱くなってくると、刺激に対する反応が弱くなるので明確な症状を出せなくなってきます。ただ疲れやすいなど、特徴のないありふれた症状が中心になってきます。

 症状が明確でないと、性格にレメディを選ぶのが難しくなりますが、そんな時もその時の全体像に最も近いレメディを選びます(レメディ1)。

 

レメディの刺激によって、自己治癒力も少し回復します。

その後も同様に、その時の全体像に対して処方するのが原則です(レメディ2,3)

 

 特に経過が長く、自己治癒力がかなり弱くなっている場合は、弱めの刺激を頻回に繰り返すことによって、まずは自己治癒力を養います。

 自己治癒力が養われてくると、患者さんは特徴的な症状を明確に出現させることができるようになって、より適切なレメディを選べる可能性が高くなります。また、より強い刺激にも耐えられるようになってきます。

 

 癌の終末期など、自己治癒力が極めて弱くなった状態では残念ながら治癒は望めません。その場合でもその時のつらい症状に対して適切なレメディを処方することで、症状の緩和は期待できます。