ケースの分析について


 ケースの分析には「マテリア・メディカ」「レパートリー」という本を使います。

 「マテリア・メディカ」という本には、一つ一つのレメディについて、精神症状、全身症状、局所症状、悪化因子、好転因子、よく症状が出る臓器などについて詳しい情報が記載されています。
 でもこれだけでは現在5,000種類を超えると言われるレメディの中で、その人に似たレメディを見つけるのは大変です。
 

そのためにとても助けになるのが、
「レパートリー」という本です。

 ある特定の症状を示すレメディの一覧が記されています。
 精神症状に詳しいものや、特徴的な局所症状に詳しいものなど、様々なレパートリーがあります。
 
 

 例えば、ものすごく几帳面な人だとすると、Fastidious という項目が参考になります(これだけではありませんが)。単純にはその中に含まれるレメディが候補になります。
 
 臨床で何度も繰り返し証明されるなど、特に重要なレメディは太文字やイタリックなどで強調されています。
 

 さらに、のどが渇いて、少しずつ何回にも分けて飲む場合、それに対応する項目もあります。
 
 症状が特徴的であるほど、レメディの候補が絞られます。その一方で正しいレメディを見落としてしまう危険は大きくなります。

 その人に特徴的な症状をより多くカバーするレメディがその人に合うレメディの候補として考えられます。今はパソコンのソフトで簡単に調べることができます。
 

 例えばこの2つの症状を満たすレメディを調べたものが左の表になります。

 今回の例ではいくつかのレメディがこの2つの症状をカバーしていますが、可能性が考えられるレメディについて、1つ1つマテリア・メディカで確認して、その人の全体像に最も近いものを選びます。
 
 実際には、精神面、全身症状、局所症状など、あらゆる角度から検討して、どの角度から見てもその人の症状に合致するレメディを探します。
 
 レメディが決まったら、その人の生命力(自己治癒力)の強さによって、レメディの強さと服用頻度を決定します。